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島全体がパワースポット―竹生島へ [パワースポット]

竹生島は、琵琶湖に浮かぶ 周囲2km、面積0.14平方kmの
沖の島に次ぐ2番目に大きな島です。

島の名前は「神の斎く(いつく)住居(すまい)」を意味し、
神の住む島 として 古くから信仰の対象となっています。

島には、人は住んでおらず 
神主・住職の方々や売店の方は 島へ船で通われているらしい。

竹生島には、長浜・彦根・今津・飯浦から 定期船が出ておりますが、
今回は 彦根港からのアクセスになります。

フェリーの料金は、普通は往復で、長浜から2980円、彦根から3300円ですが、
オーミマリンの往復乗船券に近江鉄道の1日乗り放題切符の付いた 
彦根・竹生島1dayパスが、2900円とお値打ちで、
米原でJRから近江鉄道に乗り換えて、彦根からは、無料シャトルバスが 
彦根港まで運んでくれるという ご機嫌な切符です。

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米原駅で切符を購入して ホームに入ると、すでに入線していた 
米原発 貴生川行きの電車は、
ゆるキャラ電車 いしだみつにゃん&しまさこにゃん号で、
車両の外装は勿論、座席のシートも、このキャラクターが施されておりました。

彦根は、井伊家の城下町として発展しましたが、
-関ヶ原の戦い の敗者で 落城した佐和山城の城主であった 
旧領主 石田三成とその重臣 島左近 がキャラクターになっているのが
最近の人気の武将を反映しており 面白いです。

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彦根で電車を降りて、駅の西口からシャトルバスにて、彦根港に向かいます。
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5分ほどで、竹生島めぐりの遊覧船乗り場に到着です。 
ひこにゃんグッズ等と共に、昼御飯用に米原駅の名物の駅弁湖北のおはなし
等も販売されています。 
1dayパスを提示して、乗船券を窓口で受け取ります。
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彦根港9時30分発の オーミマリン わかあゆ号に乗り込みます。
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しばらくすると、多景島の島影が遠くに見えてきました。
この島も、島自体がパワースポットというか、
島が日蓮宗の寺院の境内となっており、
井伊直弼が桜田門外の変に倒れた時、鮮血を滲ませたという 
題目岩があるそうです。

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40分琵琶湖クルーズののち、竹生島に到着。
入島料400円を払って、いよいよ参拝です。
竹生島は、近江八景の 〝深緑竹生島の沈影〟に数えられるように
島全体が亜熱帯性の原生林に覆われ、琵琶湖を見下ろす
山の南斜面に建物が並びます。

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島の南側には、弁才天を本尊とする宝厳寺と 
浅井姫命を祀る都久夫須麻神社があります。

竹生島は神仏習合思想の中で発展してきましたが、
明治時代の神仏分離令により、
現在の「宝厳寺」「都久夫須麻神社」に分かれたのです。

まずは、宝厳寺の弁天堂を目指し 
急斜面に造られた 165段の石段を上ります。
この急な石段は 〝祈りの階段〟とよばれ、
竹生島の洗礼を受けつつ 祈りの旅のスタートです。

弁財天堂には、宝厳寺の本尊として、琵琶湖の守り神である 
琵琶を持った弁財天が祀られています。
江ノ島、厳島とともに三弁才天と呼ばれています。
この弁才天は8世紀前半に行基が聖武天皇の勅命で彫刻し、
堂宇を建立したといわれています

弁天堂へ続く石段
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本堂 ( 弁財天堂)
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朱か鮮やかで映える三重塔
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竹生島は、浅井氏、織田氏、豊臣氏の信奉が篤かったのですが、
とくに、豊臣秀吉・秀頼との関わりを示すものが、あちこちに見られます。
ここからは、豊臣家との関わりに触れながら、境内を巡ります。

本堂の前の 樹齢400年といわれる もちの木は、
豊臣秀頼の命を受けて植えられと言われます。

石段を下りると、
宝厳寺観音堂入り口に 国宝の唐門がありますが、この唐門は、
都東山の豊国廟の正門(極楽門)だったといわれ、近年の調査で、
秀吉が建てた大坂城の極楽橋を 移築したものであることが分かり、
秀吉時代の大坂城の桃山様式を伝える唯一の遺構として 
注目されているのです。

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30番札所として 巡礼の方達で賑わっていた 
観音堂内部の 天井絵にも建造当時のものと言われ、
この観音堂も、唐門 ともに豊臣秀頼の命を受けた 
普請奉行の片桐且元が1603年に移築したもの
と伝わえられています。

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観音堂の脇を進んでいくと 舟廊下といわれる渡廊が
都久夫須麻神社まで続きます。
その景観は 独特の趣があり、外から見ても絵になります。
この舟廊下は、豊臣秀吉の御座船 日本丸を利用して作られた
といわれています。

竹生島.JPG

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宝厳寺観音堂から舟廊下を渡ると都久夫須麻神社本殿に出ます。
祭神は 湖水を支配する 浅井姫命です。

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この本殿にも、伏見城の遺構とされる襖絵や柱、
欄間の絢爛豪華な彫刻の粋を見ることができます。
特に、襖絵、天井画は、桃山期の絵師 狩野光信(1564〜1608)の筆と
伝えられています。

丁度、前の団体の方が、本殿内部の説明を受けられている所で、
本殿の内陣を垣間見る事が出来たのは、幸運でした。

032.JPG 振り返ると眼下には びわ湖が広がります

本殿を出て 海の方に 石段を下りると都久夫須麻神社の拝殿があります。
黒龍大神を祀る お堂があり 竜神拝所となっています。
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この拝殿のかわらけ投げは、素焼きの小皿に 
一枚目に自分の名前、二枚目に願いを書き
岩場に立つ鳥居に向かって投げます。
かわらけが鳥居をくぐれば願い事が叶うといわれていますが、私も家人も、
遠くに逸れてしまいました。
真ん中を通して 願いが叶うのは 至難の業のようです。

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港に戻ると、出港まで時間があるので 
売店を眺め、名物の〝弁天芋餅〟で一服。
北海道の男爵イモを使ったお餅は、油で揚げてあるためコクがあり、
モチモチして 甘辛いタレがいい感じでマッチしています。
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少し、腹ごしらえを したところで 桟橋付近を散策。
本島から、舟で通われているという 神主さんの船(神社名の入った舟)が 
繋がれていました。

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出港時間になったので 遊覧船に乗り込み
 竹生島を後にして、彦根港に戻ります。
優しい 穏やかな気に包まれた 島でした。

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