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花火―特別な意味を考えさせられる今年 [地域情報]

岐阜市の長良川河畔で8月29日、市民の有志が企画した花火大会が開かれ、
およそ2000発の花火が夏の夜を彩りました。

https://ma35-main.blog.ss-blog.jp/2020-08-29

「2020年長良川鵜飼屋花火大会」と題した、この花火は、例年行われている
長良川の花火大会が、東京オリンピック開催予定で中止と決定された中、
岐阜の長良川で何とか花火を上げ様と、有志による市民グループが企画された
との事です。

打ち上げにかかる費用は企業や個人からの寄付で賄い、集まった
およそ500万円の資金で準備を進めてこられたのだとか。
※長良川鵜飼屋花火大会 実行委員長 宮部賢二さん

「岐阜市の人たちにとっては花火は拠り所。どんな小さなものでもいいので
花火大会をやって次に繋げたいという思い」
※村瀬煙火 専務 村瀬功さん

「今年は打ち上げる回数自体とても少ないが、その中で楽しんでもらえるように
工夫しながら打ち上げている」との事。大会の運営もすべてボランティアの
スタッフが担われたそうです。

又、新型コロナウイルス感染防止のため日時と場所は、寄付をした協賛者以外には
「非公表」として行われました。

打ち上げは、長良川鵜飼のクライマックス「総がらみ」に合わせて始まり、
スターマインなどおよそ2000発の花火が夜空を彩りました。

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私共は、グランドホテル前で打ち上げられる―という情報に基き、
ホテルパーク前に陣取りましたが、実際には、鵜飼大橋の南側辺りから
上がっている様?に感じました。

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花火そのものの歴史は非常に古く、紀元前3世紀の中国には、花火に使われる
「硝石」があったと判明しています。諸説ありますが、当時の中国では既に
花火の原型は生まれていたといえるでしょう。

1543年の鉄砲伝来がキッカケとなり、日本に火薬が本格的に普及する事となり、
仙台の伊達政宗公が花火を鑑賞したとも、徳川家康公が駿府城で鑑賞したのが
最初だとも いわれています。

その為、江戸時代には現代の打ち上げ花火と殆んど同じ文化が成立していたと
みなされています。江戸時代には、町民にも花火文化が広がります。

現代にも残る花火の掛け声にもなっている「鍵屋」「玉屋」という花火師が、
隅田川でその技を競いあった事が知られています。
「玉屋」は火事を起こしたことが切欠でお取り潰しになってしまいますが、
「鍵屋」は今も引き継がれています。

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日本で、真夏に花火を上げる様になったのは、花火には「鎮魂」の意味があるから
だとされています。花火大会が8月中旬のお盆に合わせて行われる事が多いのも、
死者の霊を送るという目的があるからだそうです。

又、疫病退散、五穀豊穣を願って、花火を上げられてきた歴史もあります。

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2012年ロンドンオリンピックの頃以来続花火をみる事を続けてきました。
平成23年(2011年)3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
が発生して、この年、花火自粛中止となりました。

毎年開催されるモノ…そんな神話が崩れた災害が、見られる時に見ておこう
との、大切な文化との大きな気持ちの変化となった事によります。
https://secure.omisenomikata.jp/site/2848/diary/325324

いくら自粛されているといっても、どこかへは行っているのでしょう?
との質問を頂きます。 当ブログでも過去に行っていたのは間違いないです。
しかし、私共が、感染源になる事だけは何としても避けたい…との心意気で
本当に、この夜が、何時ぶりかの夜の外出となったのは事実です。

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過去と今回の意味、コロナの終息を願い、コロナで亡くなった人の霊を慰め、
異常気象の元、五穀豊穣を願う今回の花火は、大きな意義があります。
何より、暗くすさんだ人の心に明るさが戻る花火になった事は、
間違いないでしょう。 

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花火師さん、長良川鵜飼屋花火大会の関係者の皆様、お疲れ様でした
今年も見られて最高でした  心から有難うございました <(_ _)>




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