京都日向(ひむかい)大神宮の影向石と 天の岩戸くぐり [パワースポット]
伊勢神宮と元伊勢と云われる天橋立近くの籠(こも)神社・真名井神社、
この二つを結ぶライン上の丁度中央に、日向大神宮は鎮座しています。
487年頃の創建で、第23代顕宗天皇の時、日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが
始まりといわれ、「京の伊勢」とも呼ばれています。
日向大神宮の名も、日向(宮崎県)の国から神様を迎えた事がその由来の様です。
境内の南東の峠にある伊勢大神宮遥拝所へは、一旦参道より社殿とは逆方向の、
駐車場の更に奥へと山道を進みます。
「伊勢神宮遥拝所」と書かれた道標があります。
ここから、更に険しい山道を10分くらい登りつめます。
人の姿は殆ど無く、独りで登ると不安になる位の暗くて狭い石段が続きます。
引き返したくなる衝動を抑えて登って行きます。
遥拝所は、伊勢神宮に向けて立派な鳥居が建っています。
現在は、樹木の蔭となり、眺望はききませんが、昔はここから
伊勢神宮を拝む事ができたのでしょう。
ここまで上がってくると、独特の神気が漂い、到達した達成感も加わり、
爽快な気分になります。
後ろを振り向くと、平安神宮の朱い鳥居が確認できます。
元伊勢-日向大神宮-伊勢神宮を結ぶライン上には、天智天皇陵、平安神宮、
御所の清和門も並んでいます。
天智天皇がこの山を「日御山」と名づけ、平安時代初期に清和天皇が天照大神を
勧請し創建されたと云われています。
確かに、この辺りは、神社の名前・山の名前・地名などに、
『日』が付くものが多い様です。
太陽の神、天照大神と関係がありそうです。
影向岩(ようごういわ)は、は神様が降りて来られる神聖な磐座で、
内宮前の左手、天の岩戸に至る道の入口付近にあります。
日向に対して影向と全く正反対の名前となっていますね。
影向岩から、神明山へと向かう山道の途中に「天の岩戸(あまのいわと)」
と呼ばれる岩穴があります。
内宮に祀られている天照大神が、その弟の素盞嗚尊(すさのおのみこと)の乱行に
怒り、その身を隠したと云う、その場所こそが天の岩戸なのです。
巨大な岩石をくりぬいた長さ7m程の直角に曲がった穴で、
奥の曲がり角には戸隠神社があり、岩戸に隠れた天照大神を引き出して、
二度と隠れない様に岩戸を投げ飛ばして隠したという力持ちの神様、
天手力男命(あめのたじからおのみこと)が祀られています。
境内は、東山三十六峰のちょうど中ほど、大日山から神明山の中腹にあり、
大日山は東岩倉山とも呼ばれています。
ここは、巨大な磐座(いわくら)に神が降臨するとの言い伝えを元に、
京都の四方に定められた岩倉の一つとされます。
古代から続く磐座への信仰が、この天の岩戸にも窺えます。
さて、天岩戸に開いた、中に入るのを躊躇する様なその岩穴は、
大人なら腰をかがめて入らなければならない大きさです。
潜り抜けると、心と体の一年分の厄や穢れが祓い清められ、福を招くとされます。
これは、「ぬけ参り」として知られ、元旦から節分までの間、特に節分祭には
多くの人が天の岩戸をくぐり抜けられるそうです。
実際に、岩戸の中から出た途端、何か心身ともに軽くなった感じがしました。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
日向大神宮は、伊勢神宮と同じ様に内宮と外宮があり、お伊勢さん同様、
外宮さん⇒内宮さんの順にお参りするのが順序となっています。
これは、外宮さんは陰の気に溢れ、内宮さんは陽の気に溢れる為、
気は陰から陽に流れる為、その順にお参りすると良い訳です。
ただ内宮さんは伊勢と同じ内宮に天照大神様を祀りますが、
外宮さんは伊勢神宮の豊受大神と異なり、天孫降臨した神様、
天津彦火瓊々杵尊(あまつひこねほのににぎのみこと)
天地開闢のとき出現した最初の神様、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
の両神様を祀っています。
本宮さんには、きつい傾斜の階段をのぼります。
舞殿がありました。
内宮・外宮さん共に、お伊勢さんと同じ神明造で外宮さんが内宮さんと
違うのが千木を地面に垂直に削っている事。
棟の上に載る 丸太状の堅魚木(かつおぎ)は7つで、外宮さんの御門の屋根にも
外削ぎの千木、5つの堅魚木。
ただ、現在修理がされており、神様は仮御殿に移られております。
内宮さんの四脚門の御門には板垣が付き、本殿を囲っています。
その御本殿は、千木は内削ぎで尖端は地面に対して水平に削っています。
女の神様は、この様な千木となります。堅魚木は6つ載っています。
その昔、京の人々は伊勢神宮までお参りするのが大変であった為、
お伊勢さんと同じ天照大神様を、このお社にて手を合わせて拝んだのでしょう。
社殿の陰に、清和天皇の御手植の御神木がありました。
地上3mの所で、七股に別れていたそうです。
昭和9年の室戸台風の影響で痛手を受け、枯死したそうです。
縁結びの御利益で知られるのは別宮の福土神社です。
言わずと知れた縁結びの神様 大国主命をお祀りしています。
この神社の祈願は絵馬ではなく、陶器のお皿に良縁祈願の願いを書かれたものが、
たくさん積み重ねて奉納されています。
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この二つを結ぶライン上の丁度中央に、日向大神宮は鎮座しています。
487年頃の創建で、第23代顕宗天皇の時、日向の高千穂の峰の神蹟を移したのが
始まりといわれ、「京の伊勢」とも呼ばれています。
日向大神宮の名も、日向(宮崎県)の国から神様を迎えた事がその由来の様です。
境内の南東の峠にある伊勢大神宮遥拝所へは、一旦参道より社殿とは逆方向の、
駐車場の更に奥へと山道を進みます。
「伊勢神宮遥拝所」と書かれた道標があります。
ここから、更に険しい山道を10分くらい登りつめます。
人の姿は殆ど無く、独りで登ると不安になる位の暗くて狭い石段が続きます。
引き返したくなる衝動を抑えて登って行きます。
遥拝所は、伊勢神宮に向けて立派な鳥居が建っています。
現在は、樹木の蔭となり、眺望はききませんが、昔はここから
伊勢神宮を拝む事ができたのでしょう。
ここまで上がってくると、独特の神気が漂い、到達した達成感も加わり、
爽快な気分になります。
後ろを振り向くと、平安神宮の朱い鳥居が確認できます。
元伊勢-日向大神宮-伊勢神宮を結ぶライン上には、天智天皇陵、平安神宮、
御所の清和門も並んでいます。
天智天皇がこの山を「日御山」と名づけ、平安時代初期に清和天皇が天照大神を
勧請し創建されたと云われています。
確かに、この辺りは、神社の名前・山の名前・地名などに、
『日』が付くものが多い様です。
太陽の神、天照大神と関係がありそうです。
影向岩(ようごういわ)は、は神様が降りて来られる神聖な磐座で、
内宮前の左手、天の岩戸に至る道の入口付近にあります。
日向に対して影向と全く正反対の名前となっていますね。
影向岩から、神明山へと向かう山道の途中に「天の岩戸(あまのいわと)」
と呼ばれる岩穴があります。
内宮に祀られている天照大神が、その弟の素盞嗚尊(すさのおのみこと)の乱行に
怒り、その身を隠したと云う、その場所こそが天の岩戸なのです。
巨大な岩石をくりぬいた長さ7m程の直角に曲がった穴で、
奥の曲がり角には戸隠神社があり、岩戸に隠れた天照大神を引き出して、
二度と隠れない様に岩戸を投げ飛ばして隠したという力持ちの神様、
天手力男命(あめのたじからおのみこと)が祀られています。
境内は、東山三十六峰のちょうど中ほど、大日山から神明山の中腹にあり、
大日山は東岩倉山とも呼ばれています。
ここは、巨大な磐座(いわくら)に神が降臨するとの言い伝えを元に、
京都の四方に定められた岩倉の一つとされます。
古代から続く磐座への信仰が、この天の岩戸にも窺えます。
さて、天岩戸に開いた、中に入るのを躊躇する様なその岩穴は、
大人なら腰をかがめて入らなければならない大きさです。
潜り抜けると、心と体の一年分の厄や穢れが祓い清められ、福を招くとされます。
これは、「ぬけ参り」として知られ、元旦から節分までの間、特に節分祭には
多くの人が天の岩戸をくぐり抜けられるそうです。
実際に、岩戸の中から出た途端、何か心身ともに軽くなった感じがしました。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
日向大神宮は、伊勢神宮と同じ様に内宮と外宮があり、お伊勢さん同様、
外宮さん⇒内宮さんの順にお参りするのが順序となっています。
これは、外宮さんは陰の気に溢れ、内宮さんは陽の気に溢れる為、
気は陰から陽に流れる為、その順にお参りすると良い訳です。
ただ内宮さんは伊勢と同じ内宮に天照大神様を祀りますが、
外宮さんは伊勢神宮の豊受大神と異なり、天孫降臨した神様、
天津彦火瓊々杵尊(あまつひこねほのににぎのみこと)
天地開闢のとき出現した最初の神様、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
の両神様を祀っています。
本宮さんには、きつい傾斜の階段をのぼります。
舞殿がありました。
内宮・外宮さん共に、お伊勢さんと同じ神明造で外宮さんが内宮さんと
違うのが千木を地面に垂直に削っている事。
棟の上に載る 丸太状の堅魚木(かつおぎ)は7つで、外宮さんの御門の屋根にも
外削ぎの千木、5つの堅魚木。
ただ、現在修理がされており、神様は仮御殿に移られております。
内宮さんの四脚門の御門には板垣が付き、本殿を囲っています。
その御本殿は、千木は内削ぎで尖端は地面に対して水平に削っています。
女の神様は、この様な千木となります。堅魚木は6つ載っています。
その昔、京の人々は伊勢神宮までお参りするのが大変であった為、
お伊勢さんと同じ天照大神様を、このお社にて手を合わせて拝んだのでしょう。
社殿の陰に、清和天皇の御手植の御神木がありました。
地上3mの所で、七股に別れていたそうです。
昭和9年の室戸台風の影響で痛手を受け、枯死したそうです。
縁結びの御利益で知られるのは別宮の福土神社です。
言わずと知れた縁結びの神様 大国主命をお祀りしています。
この神社の祈願は絵馬ではなく、陶器のお皿に良縁祈願の願いを書かれたものが、
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- 作者: 福富章
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)