SSブログ

ホツマツタエに書かれている神を祀る 伊富岐神社 [パワースポット]

よくパワースポットについてや、神社の話をしていた友人より、
「すごい お力を感じる神社を見つけたよ」
彼の生前に、教えて貰ったのがこの 垂井の伊富岐神社です。
美濃の二ノ宮として知られている古社です。
それから、彼はこの地が気に入り、何度もその地を訪れていた記憶があります。

父の法要の時、故人をしのんでの話題をする事は、供養でもあると、我が家の
菩提寺の御縁さんよりの御法話にて聞いた事があります。

今回、彼の三回忌が迫ってきた頃より、彼の人徳の賜物なのか、御縁を与えて
くれたのか、思いがけず彼を知る方々と、それぞれに思い出話をする機会を得て
この神社の事が気になってきて 思い切って行ってみる事にしました。

2-P4120079.JPG

垂井駅前の観光案内所でレンタサイクルを借り、竹中半兵衛ゆかりの地を巡った後、
道に迷いながらこの神社に辿り着いた時には、春祭りの真っ最中!

6-P4120236.JPG

P4120096.JPG

笛の音が聞こえる境内は、神楽が奉納され多くの方が詰めかけておられました。

伊富岐神楽 は、ここ垂井町伊吹の伊富岐神社に伝わる神楽で、天明7年(1787)に
はじまり、豊作と村人の安全を祈願して毎年続けられています。

P4120269.JPG

この神楽は4月の第2日曜日に行われる伊吹祭で神社に奉納されているそうです。
鈴の舞、祇園囃子にはじまり、悪魔払いの舞、獅子踊りの舞、天狗の舞、剣の舞など、
十一の演目が演じられます。

ふと、―あの年の彼も、この祭りを観たのではないか―?と
のんびりとしたこの祭りの光景を観ながら 何となく思いました。


伊富岐神社は古くからこの地の豪族であった伊福氏の祖神を祀る神社であると
いわれていますが、仁寿2年(852)地方神社から祭祀対象の官社になりました。

伊福氏は伊福部氏ともいい、朝廷に特定の技術を以て仕えた集団の品部の一つであり、
管楽器奏者の集団とする説もありますが、吹いて火を熾して製鉄や鍛冶技能を持った
技能集団だ と云われます。

この辺りは、鉱石も豊富で、伊吹おろしは、火力をあげる風として一役買った
と思われ、銅や鉄を吹く人々が集まった土地であり、同じ垂井の南宮大社さんも
鉄鉱業の守り神として知られていますね。

伊福氏は 天火名命の子孫で、壬申の乱には大海人皇子の為に
野上の行宮に奉仕しました。
又、伊福部氏は平安京の遷都の際に「殷富門」の造営を行っています。

実は、この神社にはもうひとつ、御祭神を多多美彦命とする説があります。
多多美比古命も  実は鍛冶神だといわれます.
多多美彦命、通称、イフキドヌシという神、要するに伊吹山の神です。

55-P4120251.JPG

このイフキド神は、古事記・日本書紀に載らない神であり、記紀までの間に
漢字で書かれた前資料―ホツマツタエ―に「イフキ神」とあったのです。

故き友人が、
「ホツマツタエにある伊吹の神を祀る神社を知っておられますか?」
という問いに、「垂井と米原に確かあったと思うよ」と答えたのが、
彼がこの神社に傾倒した始まりの様に思います。

そういえば、
大和・大神神社の三輪御符の中にもホツマ文字で記されたものがあるとか。


伊富岐神社は、1600年の関ヶ原合戦の兵火によって社殿は焼失しましたが、
1636年に再興されました。神社には伊富岐神社棟札が残り、
中央に「造伊福貴大菩薩社」と記載し、遷宮の導師は南宮大社僧圓乗院が勤め、
寛永13年3月19日に成就した事が書かれています。

35-伊富岐神社棟札P4120249.JPG

社殿は、イブキの神を崇めてか 伊吹山を遙拝する向きに建てられています。
立派な拝殿があり、奥に朱い屋根の本殿が見えます。
本殿の左右には、伊福貴一御子明神から九御子明神まで祀る境内社
が並んでいます。

52-P4120275.JPG

56-P4120260.JPG

63-P4120264.JPG

社殿の脇には、見上げる程のスギの古木が立ち並びます。 

36-伊富岐神社棟札P4120085.JPG


39-P4120086.JPG

そして、何と言っても目を引くのは、県指定天然記念物の
伊富岐神社の御神木の大杉です。
根元の周囲9.6m、目通り幹周囲6.6m、樹高30mで、地上から5m付近で
四幹に分かれています。


-関ヶ原の戦い-の時 兵火に遭いましたが、御神体は その幹が分れた所に
安置してあった為、安泰であったと伝えられています。

45-P4120103.JPG

見上げると、パワーが降り注がれる様な気がします。

43-P4120101.JPG










にほんブログ村





にほんブログ村





にほんブログ村





☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします 「指ではじくだけで肩の痛みが治る!-江戸の秘術から生まれた凄ワザ」 江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ

指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ

  • 作者: 福富章
  • 出版社/メーカー: 自由国民社
  • 発売日: 2015/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
どうぞ 皆様、よろしくお願い申し上げますm(__)m

nice!(2) 
共通テーマ:旅行

nice! 2

nice!の受付は締め切りました