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岐阜城下町散策と ちょっといい店〈竹そば のやま亭さん〉 [城下町]

7/27と 8/3の土曜日に、長良川畔にて花火大会が行なわれます。
鵜飼や 花火大会の前の、ちょっとした散策に適した 
歴史を感じられる小路の紹介です。

戦国の世から山上のお城に通ずる道として、七曲登山道に続く七曲通りがあります。
以前、このブログで紹介しました 斉藤道三の菩提寺である常在寺や、
竹中半兵衛の屋敷跡に建てられた 妙照寺がある通りです。

常在寺
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妙照寺
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その2本北の 百曲り通りは、斉藤道三が町の発展の為に つくった大通り
だそうで、この辺りに住んでいた家臣団が、お城に通う最短の道で、
今でも、『百曲り登山道』に通じています。
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近年、戦国の大道 として、舗装され、信長配下の武将の家紋と花押が
刻まれた碑が建てられています。

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道の途中にあるこの玉石舗装はかっての梶川堀跡で、ここを境に
東が信長の家臣団の武家屋敷、西が町人が住んだ岐阜町があったそうです。

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また、『大道』を挟んで  山側には織田家一族・重臣の屋敷が、
城下側には家臣の屋敷が並んでいたと思われます。

七曲通りと百曲り通りの間には、岐阜の大仏さんがある正法寺に続く路があります。

正法寺
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この路を
材木町に出る手前に、卯建の上がる家などが建つ古い町並みにがあり、
長良川のアユを用いて、幕府に献上する鮎鮨を製造した尾張藩の施設
の跡もあります。

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御鮨街道とよばれる路を笠松から那古屋、そして東海道を通り、
将軍に届けられる頃には、発酵が進んで 良いころ合いになる
様に造られたそうです。
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そんな、歴史と風情が漂う一角に、
古民家を使った風情のある店構えの〈竹そば のやま亭さん〉があります。

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店内は、囲炉裏のある味のある佇まいで、
調度品や装飾の全てにこだわりを感じます。


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古民家調でありながら、リアルな仕草に本物と間違える位の
ハイテクロボット猫の店番(?)がミスマッチし、水琴窟の音が響く店内は、
まさに、時空を超えた異空間です。
店主さんの 基本を大切にしておられる姿勢は崩さずの心意気に
敬服しつつ、粋と数々の斬新な道具使いのアイデアにも感心しました。

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お蕎麦の運ばれるのを待つ間に、先ずは、お店の御心遣いで
練乳のかかった紅茶のゼリー と 冷たいお茶を頂けます。 
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古い戸棚は、調理場との間仕切りで繋がっており、できあがった料理の
運び口として使用され
ここから、オーダーした 竹そば が運ばれてきました。
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よもぎ、ひじき、自然薯の3種盛りの竹そば1000円 と、
冷やしたぬきそば定食1000円を頼みました。
おかずの盛り合わせに、ひじきご飯、上品な香の物、そして白玉団子が
付いております。

冷やしたぬき定食
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白玉団子
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竹そばは、そば粉を使っていないのに、見た目や腰の強い喉ごしの良さは 
まさに蕎麦です。孟宗竹と海洋深層水を使ってその味わいを出しているそうです
(蕎麦湯はありません)うどんの部類となりますね。
珍しい麺としても不思議な美味しさですが、蕎麦としてもホントに美味しく、
身体にも良さそうです。
(家人は、帰宅後、お通じが良くなった事で体にも美味しい事を実感したそうです)

これなら、蕎麦アレルギーの方も、安心して食べられますね。
特に、3種盛りの彩りは目にも鮮やかで、食感もよく、暑い夏にはぜひお勧めです。

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お腹と舌は勿論、水琴窟の音に耳を、庭・玄関・座敷の趣と猫ロボに目を楽しませて頂け、
食後にコーヒーも付き満足のひと時を過ごせました。

最近、長良橋の南西の、鵜飼観覧船事務所から西に続く街並みが
《川原町の古い町並み》として、テレビや雑誌に取り上げられています。

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川原町は、その昔 岐阜の城下町に 材木や物資を運ぶ水運のまち
として発展していた、湊町、玉井町、元浜町を合わせた一帯の通称で、
格子戸の連なる街並みには、岐阜うちわや老舗の和菓子店、ギャラリー等が、
レトロな雰囲気を残しつつ営業しています。

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川原町のメインストリートの更に1、2本川側の通りには、
町屋を利用したモダンな飲食店が建てられ、お洒落なスポットに
変貌しつつあります。

そんななか、旧いとう旅館の建物は、独特の風情を醸し出しています。
もちろん、営業はされていませんが、
舟橋聖一の小説「白い魔女」の舞台となった事で有名です。

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長良川の花火大会では、この辺りの河原にて花火が上がります。
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よって、花火全体を見るには、長良橋を渡った所の方が良いかもしれませんが、
私は 混雑していないので、毎年 岐阜公園近辺で ゆっくりと楽しんでおります。


長良橋の下を東側にくぐると、護国神社への参道に出ます。
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鵜飼の遊覧船が浮かぶ風景は、風情があります。
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護国神社は 観光地の中にあり、静寂の中に凛とした空気が漂います。
日曜日などは、神前結婚式を挙げらてれる最中の事もありますが、
人力車なども風情があり、古式豊かでよいものです。

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護国神社より更に東に進むと、鏡岩の水源地がみえてきます。
ここで、岐阜市の上水道の水が生まれる訳です。

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マイナスイオンに溢れた、リフレッシュできるスポットです。
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[雪]***********?************?*************[雪]
積雪の翌日の晴天に 今回は 温かい「竹そば3種盛り」をオーダー
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夏、使用しない囲炉裏に生けてあった
「生け手の方は大した技量の様ね」と生け花への 賛辞を耳にしましたが、

今回は、囲炉裏の火が芯から温めてくれる中、掘り炬燵式風の席側で
腰を下ろして 紅茶のゼリーと温かいお茶を頂きながら、
お蕎麦が運ばれてくるのを待ちました。
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揚げ玉が汁を吸ってボリューム一杯の
ひじきソバ、山菜ときのこがたっぷりのよもぎソバ、鰹節がたっぷりの自然薯ソバ、
充分の量のうえ、ちりめん山椒のかかった御飯に野菜の煮物のおかずに、
デザートの白玉団子に珈琲で、大食漢の私も満腹過ぎでした
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