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谷汲山もみじまつり ―まずは西国霊場結願の寺  華厳寺 [パワースポット]

〝谷汲のもみじまつり〟が行なわれていると言う事で、
谷汲に向かいます。
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華厳寺は、20年位前に訪れたのが最後ですし、
横蔵寺に至っては、亡くなった祖母から、舎利仏(ミイラ)さんの話を
幾度となく聞いておりましたが、未だ 拝ませて頂かせておりません。

-大垣駅-より、[樽見鉄道]にて-谷汲口駅-に向かいます。

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祖母の実家があり、和宮様が江戸に向かわれる途中に休息されたと言う 
美江寺宿のある -美江寺駅-に停車、しばらく行った-モレラ岐阜駅- 
で大半の乗客が降りられました。

-本巣駅-にて、車両を連結した列車より、-谷汲口駅-で降ります。

直ぐに、-揖斐川町コミニュティバス-に接続されています。

-谷汲駅-では、旧名鉄電車谷汲線 の 〈赤い電車まつり〉で賑わっており、
子連れの客が何組か降りた後、直ぐに 谷汲山 に到着です。
総門内までバスは入ってくれます。
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ゆるキャラ〝いのりちゃん〟がお出迎えです。
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バス停を降りると、土産物屋や食事処が並ぶ参道が続き、
本堂の方に上っていくと 仁王門の仁王様のお出迎えです。
仁王門は、
入母屋造、三間の二重門で華厳寺を象徴する立派な建物です。

奥の間 左右に金剛力士像を安置し、
手前の通路の左右に巨大な草鞋が奉納されています。


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谷汲山華厳寺は、
那智山青岸渡寺を一番とする
西国三十三所観音霊場の第三十三番札所で、
結願・満願の霊場として知られています。

西国三十三所霊場の中興者と伝承される花山法皇は徒歩で巡幸し、
華厳寺を第三十三番札所の満願所と定め、
禅衣・笈摺、杖、及び三首の御詠歌を奉納したと伝えられます。

鎌倉時代には 後白河法皇が花山法皇の跡を慕って
同行千有余人を従えて巡幸したと謂れます。

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798年、奥州の大口大領が京で十一面観音を造らせて奥州への帰途、
霊夢によってこの地に安置したのが始まりと謂われます。

又、諸堂を建立する時、谷の岩間から湧き出した油を汲んで、
観音の灯明に使用した事が
〝谷汲〟と言われる様になった 由来だそうです。

後、この奇瑞を聞かれた 醍醐天皇が、917年に[谷汲山]の扁額を下賜し、
944年に 朱雀天皇が勅願寺とされたと伝わっているそうです。

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長い参道を進んだ奥の、正面に現れる急な階段を上りきると、
本堂があります。

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明治12年に、豪泰法印によって再興されました。
本尊は秘仏の十一面観世音菩薩、
脇侍として不動明王像と毘沙門天像(後者は国重要文化財)
を安置されていますが、いずれも非公開です。

地下に「戒壇巡り」があり、
正面向拝の左右の柱には「精進落としの鯉」と称する、
銅製の鯉が打ち付けられています。
西国札所巡礼を三十三番札所の当寺で満願した者は、その記念に
この鯉に触れる習わしがあるそうです。

本堂横手に鐘楼が見えます。
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本堂の左手には笈摺堂があり、最後の札所であるこの地で、
巡礼者は身に着けていた笈摺(おいずる)-白い袖なしの単衣。
笈が背中で擦れるのを防いだー
杖や笠をこの堂に納めて満願を謝したのです。

「今までは 親とたのみし笈摺を 脱ぎておさむる 美濃の谷汲」

笈摺堂の横手の急な石段を上がると満願堂です。
ここが華厳寺にある最後のお堂で、結願した人は 
ここで世俗に帰ります。

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紅葉したもみじは、まさに 今が見頃です。
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帰りに、バスの時間に合わせて少し早目の昼食を取ります。
店頭の やきだんご の行列につられて 〔えのきや〕さんへ。

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栗御飯が食べたかったので、
でんがく定食1200円の白御飯を+200円で栗御飯にして貰いました。
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栗がたっぷり入った御飯と、カリッと香ばしく焼けた 豆腐の味噌田楽に大満足。
御吸い物も上品で 美味しく頂けました。

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バスの時間を気にしながら、門前町のお店も覗く事無く 
慌ててバス停に戻って呆然。
私が調べていた筈のバスは、横蔵行きとは逆の-揖斐駅-行きだったのです。

悲惨!次のバスまで 1時間半近くあります。

仕方無しに 奥ノ院へ1時間かけて 行こうかなぁ~ と 
一瞬 頭をかすめたものの
来る時に見た 〈赤い電車まつり〉を 先ず 覗いてみる事にしました。

                         横蔵寺編につづく[soon]






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