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岐阜善光寺さんのご開帳 [パワースポット]

半世紀以上にわたり、秘仏としてそのお姿を拝む事が出来なかった
善光寺さんの御本尊様。
最近は、7年に一度の『ご開帳』にてそのお姿を直接拝む事が出来る様です。

平成27年4月5日~5月31日、信濃、甲斐の善光寺、飯田の元善光寺、
愛知県祖父江町の善光寺東海別院、関市、そして岐阜の善光寺の
六善光寺にて御本尊のご開帳が行われています。
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信濃善光寺の善光寺如来様は、戦国時代時の権力者により、
その大名の所に移されました。
武田信玄公によって信州の善光寺から甲府へ移されていた御本尊様を、
織田信長公が岐阜の此の地に移されたのを期に、岐阜の善光寺が創建されました。

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御本尊様は、織田信長公が[本能寺の変]にて討たれると、程なく
岐阜から遍座されますが、その旧跡として信長の次男信雄公が、
「立派な堂宇を建立し信州の善光寺と同じ様に お祀りするように」
との掟を定めお祀りされたと言います。


当の御本尊様は、本能寺の変後、織田信雄公により尾張の甚目寺に、
豊臣秀吉公によって京都の方広寺に、徳川家康公により遠江浜松の鴨江寺
に移され、そして信濃善光寺の本所にお帰りになったそうです。

この様に信長公時代に善光寺如来がお祀りされていた
この岐阜伊奈波の霊跡には、信長公の嫡孫織田秀信公が、
稲葉善光寺堂を建立し善光寺如来様の御分身をお祀りされました。
その仏様が御開帳される訳です。

今回、六善光寺のうち、善光寺の御本仏様が祀られた事があるのは、
信濃の善光寺さんの他は、元善光寺と甲斐の善光寺、
そして岐阜の善光寺さんという事になります。

善光寺さんは特定の宗派を持たない為、安乗院と満願寺によって護持されて
来たのですが、明治の廃物棄釈・神仏分離によって伊奈波神社の別当であった
満願寺は廃寺となり、その後は今に至るまで、真言宗の安乗院さんが単独で
お護する様になったそうです。
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御本尊様の御開帳の 期間中、奇数の時間、毎日9時・11時・13時・15時の4回
法話と御本尊様のご開帳、内陣参拝ができます。

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前日、患者さんから
「時間を気にしないで行ったら、御本尊様のお姿を拝む事ができず、
御本尊様の右手に結ばれている紐が右手に結ばれた金糸が白い善の綱となり
結ばれている回向柱に触れてお参りした」
と聞いていましたので、13時少し前に着いてローソク線香をお供えして
お参りした後、本堂に上がって待機していました。

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安乗院さんのご住職により、善光寺如来さまの謂れ、本堂内陣に祀られている
仏様の解説、六善光寺の内岐阜のみに階段めぐりが無い旨、
お参りする時の心持などの法話があり、般若心経のお勤めが始まると共に、
御簾の奥の薄っすらと蔭の様にぼんやりしていた
御本尊のお姿が、緞帳が上がると共にハッキリと現われました。
中々の演出に有難さも倍増です。

その後、女性の僧侶の方から、塗香を不浄の手である左手に乗せて頂き、
その香りでお浄めをしたのち、内陣に入って、御本尊様のお姿と
お前立ちの仏様を間近で拝めます。
御本尊様は、阿弥陀三尊仏で、小さなお姿ですが、光背にも仏様が彫られ、
穏やかながら存在感がありました。
又、右手からは、結ばれた五色の糸がハッキリ見えました。

本堂内中央には善光寺如来、右方には弘法大師様、捨てられていた御本尊を
持ち帰って祀った本多善光公(善光寺の名の由来)と奥さま、息子の善佑さまの
御三卿の尊像、左方には不動明王と秋葉三尺坊がお祀りしてあります

お参りを済ませてお堂を出た時には、御住職にのお話にあった様に、
スッキリしない心のモヤモヤが晴れ、清々しい気持ちで帰路に着けました。

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[六善光寺巡り [マル秘]情報]
六善光寺さんを全て廻られた方に お聞きした話です。
戒壇めぐりは、岐阜を除いた善光寺さんで行われますが、
各所によって造りが違うそうです。

意外にも、関の善光寺さんは、難易度が高く、曲がる角度が急でドン・ドンと
壁に当たり続けて打ち身の数が増えたとか(笑)。
逆に、祖父江の東海別院さんは、薄っすらと先が見えて
居るそうで、暗いのが苦手な方はココから攻略されるのも良いかも。

https://gifu-sengoku.blog.ss-blog.jp/2012-02-19








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