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パワースポットが点在する丹波亀岡―癌を吸い取る木のある稗田野神社 [パワースポット]

明智光秀が本能寺の変を起こした時、
丹波亀岡の亀山城から出陣しました。
大河ドラマ『軍師官兵衛』や
光秀の末裔が書かれた『本能寺の変の真実』など
ちょっとした光秀ブームです。
バスにも、亀山城を造った築城の名人藤堂高虎、春日野局
と並んで肖像画が描かれています。

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亀山城は石垣が残りますが、その土地が民間に売却され、
大本山 大本教の宗教施設になっていますので、
立ち入る事ができなくなっています。

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南郷公園の内堀などで、その面影を見る事ができます。
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明智光秀公築城 と書かれた石碑が建てられています。
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そのほかにも、かつての城下町の名残を示す立札を見かけます。

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亀岡駅からバスで15分、癌を吸い取ってくれるという 
樫の木がある「癌封治の神社」として有名な薭田野神社があります。

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亀岡駅から、園部駅西口行きのバスに乗り、
国道佐伯の数箇所の独特のバス停で降ります。
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バス停には、8月14日に行われる 
佐伯郷燈籠祭(さえきとうろうまつり) に奉納される、
背丈30㎝程の日本最小の串人形で演じられる浄瑠璃の人形
数体が展示されています。
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この祭りは、平安時代に
稗田野神社が5基の神燈籠と1基の台燈籠を朝廷より賜った事に起源し、
盆行事と豊作の祈願が合わさった特殊な神事として知られています。

又、
「宇治の県(あがた)は男が通う 男寝て待て女が通う 
丹波佐伯郷(たんばさえき)の燈籠まつり」
と呼ばれた女の夜這いの祭りでもありました。

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鳥居をくぐると、癌封治の瘤の木が目にとまります。
―樫の木は悪病を吸い取る霊木である―という言い伝えがあり、
悪しき物を吸い取るという事から、不幸や災いを吸い取るとも伝えられ、
樫の木の瘤を一心に撫でる事により人の悪病・癌を封じてくれる
と伝わっているのです。

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癌封治祈願の神殿の横に、お浄めのお砂が置いてあります。
五月三日の癌封治「護身の祭」で、護摩木を焚き上げた時に
敷いた清めのお砂で、
『悪霊退散・癌封治』にご利益があるそうです。
袋に入れてお砂を持ち帰って、小皿に乗せて家の玄関口に
お祀りすると良いそうです。

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願い事を一心に念じながらくぐると、願い事を達成する気力を授かる
という石の環があります。
環をくぐる事で、万物を生み成す霊徳のある神=産霊神(むすびのかみ)の
御神徳を頂き願いを叶えるエネルギーが授かれます。

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境内には、癌封治の瘤の木・石の環くぐりの他にも 
パワースポットやご利益スポット がいっぱいあります。


必勝願掛け石は、意欲と気力を授かる石。
石に両手をあてて願掛けする事により石に秘められた気力を得る。
石の上には、気という文字が彫られていて、この石に両手を当てて、
お願いすると良いらしいです。

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幸せな日々の暮らしを頂く神の恵みを幸魂といい、
神が降りた等という時の要に、
奇しくも頂く不思議な神の恵みを奇魂というそうです。

幸魂奇魂の魂石は、
靖国神社の大鳥居や大阪城の石垣にも使われている
岡山県産の北木石を用い、
皆さんにこの石から幸せと不思議な力を授かって頂ける様に、
寄進されたそうです。

―撫でるも良し・頬ずりするのも良し・抱きつくのも良し・
接吻も良し・一心に念ずるも良し―

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全国的に美味しいと評判の亀岡市の水が 
御神殿の中を潜る事により霊験あらたかな
長寿の御幸水となって滝の口から噴出しています。
長寿の滝という名ですが、世界一短い滝(?)だそうです。

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約3000年程前に この地に住み着いた人達が、現在の社殿の裏にある
杜の土盛りの処で、食物の神、野山の神を祀り、収穫した穀物を供え
作物の豊作と子孫の繁栄を祈り捧げました。

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そののち、大和朝廷の基礎が出来上がった和銅2年(709)、
丹波国守大神朝臣狛磨が朝廷の指示によって、この土盛の前に
社殿を造営し、佐伯郷の産土神として祭り、
国の安泰と五穀豊穣を祈ったのが、薭田野神社のはじまりです。

創設当時の里人がこの池に禊ぎして豊作と無病息災を祈った
と伝わる 和銅禊ぎ池があります。
今でも、手を浸けて禊ぎをされているそうです。

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祭神は、穀物の起源神で、食をつかさどる神 保食命(うけもちのみこと)、
山の守護神・延命長寿・美人の守護神 大山祇命(おおやまずみのみこと)、
野の神様、田畑の作物の守り神 野椎命(のづちのみこと)の三柱。

そのうち二柱が女神で、大山祇命も、
日本最長寿の岩長姫・日本最美人の木の花咲く耶姫の父神の為、
女性の守り神として、崇敬を集め、
「お百度参りをすれば婦人病にかからない」
「当社に詣でた女性を娶ると、男は一生幸せである」 
等と云われているそうですよ。


宝物としては、重要文化財の京式八角燈籠が神殿南堀内にあります。
鎌倉時代の作で、源義経により奉納されたといわれる燈籠です。
なかなか雰囲気があります。

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これは、本殿の礎石であった貴重な礎石で、鎌倉時代の作です。
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平成2年に江戸時代中期の社殿を全焼した為、
現在の御本殿は、平成4年に再建されたものです。

語り部・阿礼の口伝を、太安万呂が筆録して古事記が完成されました。
その、 古事記の編纂に当たった稗田阿礼が、丹波国佐伯村で生まれた
という伝説が、この地に伝わる為、境内にお社が建立されています。

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和銅禊の池から 稗田神社の鳥居を眺める事ができ、
古の時代にタイムスリップできます。

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薭田野神社に向かう途中に宮本屋さんがあります。

薭田野神社に向かう為、亀岡駅より園部駅西口行きのバスに乗り、
国道佐伯のバス停で降りると、酒蔵と宮本屋さんの看板が目につきます。

酒蔵の茶店は、甘酒などが主体で食事は出来なかった為、
〔宮本屋さん〕の暖簾をくぐりました。
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お食事は、法事や宴会をするところもあるそうですが、
お弁当やセットを気軽に食べられる方の建物に入りました。
私達が入った時は、まだ空席がありましたが どんどん
家族連れや友達同士と言った方々が入って来られます。

私達は、『創作二刀流』という名のセットメニューの中から、
鰻にぎ1890円、鰻盛り1890円、ちらてつ1500円
+ミニうどん付き100円をオーダー。

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オーダーをしてしまってから気が付いたのですが、私が訪れた時、
周りのお客さんの殆んどが頼んでいたのは、『上おばば弁当』1290円。 
障子型の器に、刺身、つくだ煮、煮物などが美しく盛りつけられ、
老舗の味が一通り、コンパクトかつリーズナブルに楽しめる為に
好評との事。  頼まなかった事にちょっと後悔。

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又、亀岡に明智光秀の居城(亀山城)があった事に因む、二段重の光秀弁当
もあり、親戚の集まりで来られた人達が弁当を前に記念撮影されていました。

日曜日なので尚更でしょうが、次々と地元のお客さんが来られるので、
美味しい店に違いない という期待が増していきます。

料理が運ばれてきました。 〔鰻盛り〕の おすしは、内陸の新鮮なネタで
美味しく、鰻は甘めのタレだそうです。
家人のお勧めは、山椒の佃煮を挟んだ鰻の押しずしが、
大人の味で美味しかったそうです。

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〔ちらてつ〕のちらしずしは、内陸の亀岡とは思えない位の新鮮なネタがぎっしり。
鉄火巻もついたうえ、お汁を プラス100円でうどんにした為、さすがの私も
とことん満足のボリュームでした。

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門前には大石酒造さんの酒蔵があり、酒蔵見学・利き酒・購入もできる為、
この日も観光バスにて団体さんが来られていました。
もちろん、個人でも見学OKです。

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この酒蔵は、およそ300年の歴史をもつ老舗蔵で、今も
伝統的な生配仕込み、寒仕込の酒造りを行っているそうです。
酒蔵の裏手に回ると、酒造りの道具が展示されているコーナーがあります。

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又、お休み処では、甘酒やソフトクリームなどで一服できます。

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あまり知られていませんが、ちょっといい オススメのスポットです。


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2020年 NHK大河ドラマ [麒麟がくる] の舞台にもなるのでょうね
楽しみですね
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