番ネコに惹かれて・・金福寺を散策 [マニアック]
広範囲で見どころが多い、京都の観光スポットにおいて、家人と別れて
撮影をそれぞれ行う事が、しばしばあります。
金福寺に行った時も、しばし別行動をし合流したところ
「今ね、絶景ポイントまで この道をネコちゃんが先導してくれたんだよ!」
「私に付いていらっしゃいな っていう感じで 凄いオーラがあったんだよ!」
福ちゃんが案内してくれた 絶景ポイント
と、興奮気味に話す内容に、(ヘッ!?何 メルヘンチックな事を言ってんだよ)
「あっそう、ハイハイ」 バッサリと聞き流しました。
[ガイドブックス京都]に、金福寺さんの記事を書き始めたところ、またも家人が
「あのネコちゃんの事は外さないでよ!」と忘れかけていた事を蒸し返してきました。
金福寺をネットで検索すると キーワードは、与謝蕪村 紅葉 村山たか女そして・・
猫ん?
もしや・・・そうです。
このお方こそ、金福寺の番ネコを15年務められていると云われる
番ネコ「福ちゃん」です。
なんでも元々は 寺に迷い込んできた野良猫だったらしく、
親兄弟が居なくなった後も ただ一匹だけ残っているそうです。
家人だけでなく、この寺を訪れる多くの観光客を、案内するネコちゃん
という事で 和歌山の駅長ネコちゃんや各寺院の福招き猫ちゃんと並んで
ちょっとした有名人でなくて有名ネコなんです。
福ちゃんは、絶景ポイントの手前まで案内してて行くと、
「それでは、ごゆっくり」
というかのごとく背を向けて 座りこんで日向ぼっこをする様です。
この、一仕事を終えた後の仕草も人気を呼んでいる様です。
ただ、「猫は気まぐれ」の言葉通り、必ずしも出会えると限らず、
初めて訪れたのに出会えた家人は ラッキーだったようです。
そんな金福寺さんは、三代天台座主の円仁の作といわれる聖観音菩薩を
ご本尊とする寺院です。この寺は観音の霊場であると共に、
俳諧の聖地とされる 芭蕉、蕪村、呉春、景文とのゆかりも深いのです。
方丈の中には、井伊直弼の愛人であり、京都にて
攘夷論者の動向を伝える幕府の隠密として働いた事で知られる
村山たか女の位牌や遺品が展示されています。
たか女は、井伊大老が桜田門外の変で暗殺されると、捉えられて
三条河原で処刑されるところでしたが、助けられて
金福寺にて尼僧となって余生を過ごしたそうです。
方丈の南に広がる枯山水の庭があります。
江戸時代に作庭され、白砂と築山、サツキの丸い刈込が美しい庭です。
庭の後方には、東山連山を借景にして、
与謝蕪村が再興した 芭蕉庵という 茅葺きの趣のある草庵が建ちます。
芭蕉庵の先には、京の町を見下ろせる絶景スポットや与謝蕪村の墓があります。
ただ、この辺りには、観光客がほとんどいなくて、日が傾きかけたお墓が並ぶ
山道を進むには、ちょっとした勇気が必要でした。
そんな時に、グッとタイミングで現われたのが
金福寺の番ネコ「福ちゃん」だったのです。
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☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
「指ではじくだけで肩の痛みが治る!-江戸の秘術から生まれた凄ワザ」
江戸時代の按摩術が、現代人の症状によく効く事を紹介した本です。
どうぞ 皆様、よろしくお願い申し上げますm(__)m
撮影をそれぞれ行う事が、しばしばあります。
金福寺に行った時も、しばし別行動をし合流したところ
「今ね、絶景ポイントまで この道をネコちゃんが先導してくれたんだよ!」
「私に付いていらっしゃいな っていう感じで 凄いオーラがあったんだよ!」
福ちゃんが案内してくれた 絶景ポイント
と、興奮気味に話す内容に、(ヘッ!?何 メルヘンチックな事を言ってんだよ)
「あっそう、ハイハイ」 バッサリと聞き流しました。
[ガイドブックス京都]に、金福寺さんの記事を書き始めたところ、またも家人が
「あのネコちゃんの事は外さないでよ!」と忘れかけていた事を蒸し返してきました。
金福寺をネットで検索すると キーワードは、与謝蕪村 紅葉 村山たか女そして・・
猫ん?
もしや・・・そうです。
このお方こそ、金福寺の番ネコを15年務められていると云われる
番ネコ「福ちゃん」です。
なんでも元々は 寺に迷い込んできた野良猫だったらしく、
親兄弟が居なくなった後も ただ一匹だけ残っているそうです。
家人だけでなく、この寺を訪れる多くの観光客を、案内するネコちゃん
という事で 和歌山の駅長ネコちゃんや各寺院の福招き猫ちゃんと並んで
ちょっとした有名人でなくて有名ネコなんです。
福ちゃんは、絶景ポイントの手前まで案内してて行くと、
「それでは、ごゆっくり」
というかのごとく背を向けて 座りこんで日向ぼっこをする様です。
この、一仕事を終えた後の仕草も人気を呼んでいる様です。
ただ、「猫は気まぐれ」の言葉通り、必ずしも出会えると限らず、
初めて訪れたのに出会えた家人は ラッキーだったようです。
そんな金福寺さんは、三代天台座主の円仁の作といわれる聖観音菩薩を
ご本尊とする寺院です。この寺は観音の霊場であると共に、
俳諧の聖地とされる 芭蕉、蕪村、呉春、景文とのゆかりも深いのです。
方丈の中には、井伊直弼の愛人であり、京都にて
攘夷論者の動向を伝える幕府の隠密として働いた事で知られる
村山たか女の位牌や遺品が展示されています。
たか女は、井伊大老が桜田門外の変で暗殺されると、捉えられて
三条河原で処刑されるところでしたが、助けられて
金福寺にて尼僧となって余生を過ごしたそうです。
方丈の南に広がる枯山水の庭があります。
江戸時代に作庭され、白砂と築山、サツキの丸い刈込が美しい庭です。
庭の後方には、東山連山を借景にして、
与謝蕪村が再興した 芭蕉庵という 茅葺きの趣のある草庵が建ちます。
芭蕉庵の先には、京の町を見下ろせる絶景スポットや与謝蕪村の墓があります。
ただ、この辺りには、観光客がほとんどいなくて、日が傾きかけたお墓が並ぶ
山道を進むには、ちょっとした勇気が必要でした。
そんな時に、グッとタイミングで現われたのが
金福寺の番ネコ「福ちゃん」だったのです。
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☆2015/12/11 私の初めての著書が出版されます。
応援よろしくお願いします
指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ
- 作者: 福富章
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
タグ:お寺の名物猫 寺の案内猫