甚目寺観音 [パワースポット]
甚目寺観音は、笠寺観音、龍泉寺観音、荒子観音と共に、尾張四観音として
多くの信仰をあつめています
名古屋城築城の際、徳川家康が城から見て鬼門にあたる四方に立地している
4つの観音寺を、名古屋城を鎮護する守護神として鎮護に定めたことが
尾張四観音始まりだといわれています。
仏教が伝来した宣化三年(西暦538年)よりわずか60年後に、
伊勢甚目村(いせはだめむら)の漁夫、龍麿という人が、江上庄の入り江で
魚をとたところ、その網に黄金の聖観音像が掛り、入り江の北にお堂を建て、
像を納めました。
これが甚目寺の始まりと言われています。
法隆寺や四天王寺に次ぐ我国有数の古刹です。
聖観音像は、釈尊の授記を受けて作られたもので、百済を経て日本へ渡った際に、
海中に投じられた三尊仏の内の一尊といわれています。
他の二尊もそれぞれ拾われ、阿弥陀仏は信州の善光寺に、勢至仏は九州大宰府の
安楽寺に祀られています。
甚目寺の聖観音像は後に十一面観音の胎内仏となっています
甚目寺は7世紀中頃、天智天皇より宝鏡を下賜され、続いて679年に
天武天皇から鳳凰山の額を勅賜しました。
その後盛衰があり、1103年には七堂伽藍が再興され隆盛を極めましたが、
天治元年(西暦1124年)大地震の被害を受けました。
しかし鎌倉初期建仁元年(西暦1201年)に聖観上人が再興をはかり、
七堂伽藍も整えられました。
16世紀の末には豊臣秀吉公から寺領160石を受け、
17世紀始めの名古屋開府と共にその鎮護の任にあたり、
徳川義直公からも300石を受領しました。
以後も歴代藩主の手厚い保護と、土民の篤い信仰を得て、
尾張四観音寺の筆頭として栄えてきました。
須ヶ口で乗り換えて一駅、甚目寺駅で降ります。
甚目寺の門前町を5分程歩くきます。
若干さびれた感じはありますが、和菓子屋さんや料理屋さんがあります。
東門
墨書名から寛永十一年に建立された事が解ります。
2本の主柱の前後に4千の控え柱が付く様式で建てられています。
境内東の門として、扉を設けずがっしりした柱組の堂々とした
雄大な門です。
鐘楼
甚目寺には甚目寺観音諸堂順拝というものがあり、境内十二ヶ所を順拝すると
多幸のご利益が得られるそうです。
一番目は四国八十八ヶ所です。
弘法大師が開かれた四国八十八ヶ所霊場のミニチュア版で、
徳島(発心)、高知(修行)、愛媛(菩提)、香川(涅槃)の
四つの国に分かれており、四つの国をまわると
身体健康のご利益が得られるそうです。
発心の道場
二番目は釈迦堂です。
右に薬師如来、左に御狙様(おそそさま)を奉り、
特に御狙様は女性の肌荒れ、赤ちゃんのあざの平癒
にご利益があるそうです。
三番目は六角堂です。
千体の地蔵様が奉られ、特に子供の育成を加護し、学業成就、身体健康
にご利益があるそうです。
四番目は十王堂です。
人間が死後、生前の行いにより裁判を受ける十人の王を奉り、
往生安楽のご利益があるそうです。
また、三途の川で衣服をはぎ取る脱衣姿も祀られています。
こちらは堂内に入ることができます。
正面に閻魔大王が目を光らせておられ、脇に地蔵菩薩さまが
我々を救おうとした、やさしいお姿をされています。
五番目は不動堂です。
東海三十六不動霊場の青不動様は、災難除け及び交通安全
のご利益があるそうです。
六番目は大徳院です。
左甚五郎作と伝えられているご本尊 大黒様は、商売繁昌、福徳開運
のご利益があるそうです。
願掛けえびす大黒
仏糸を首にかけて念じた後、男性は大黒様に、女性はえびす様の
首にかけて念じると願いが叶うとか。
七番目は法花院です。
古来より出生法印の由緒地と称せられ、出世幸福の
ご利益が得られるそうです。
八番目は秋葉堂です。
秋葉様は火防守護のご利益で知られていますね。
九番目は三重塔です。
名古屋両替町の吉田半十郎の寄進により建てられました。
江戸時代寛永年間の建物ですが、日本有数の高さを誇り、和洋の伝統を受け継ぎ
力強さと優美さを兼ね備えています。
初塔に鎌倉時代の柵と伝わる愛染明王像が奉られております。
高さ102センチの寄せ木造で、腹部の空洞に6センチの小像
が収められています。
愛染明王は縁結びと耳の遠い人にご利益があるそうです。
初観音(1/18)の時にのみ、内陣参拝が可能だそうです。
十番目は弘法大師堂です。
真言宗の開祖である弘法大師を奉り、「南無大師遍照金剛」
と唱えて参拝すると願い事が成就するそうです。
十一番目は明王堂です。
烏枢沙摩明王が奉られており、下の病を治し、
人に世話を掛けずに済む仏様だそうです。
十二番目は本堂です。
三国伝来の聖観音を十一面観音の胎内仏として奉っており、
堂内には子宝に恵まれる霊験のある「おさる様」も奉っています。
家内安全、厄除けのご利益があるそうです。
本堂前には、鳩に餌をやる親子連れの姿が見られました。
こんなところにも鳩が・・
山門
甚目寺名物のネコ一家
境内には、甚目寺観音鎮守の漆部(ぬりべ)神社もあります。
御神木
拝殿
全てのお堂と神社を参拝を終えて、清々しい気分になりました。
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多くの信仰をあつめています
名古屋城築城の際、徳川家康が城から見て鬼門にあたる四方に立地している
4つの観音寺を、名古屋城を鎮護する守護神として鎮護に定めたことが
尾張四観音始まりだといわれています。
仏教が伝来した宣化三年(西暦538年)よりわずか60年後に、
伊勢甚目村(いせはだめむら)の漁夫、龍麿という人が、江上庄の入り江で
魚をとたところ、その網に黄金の聖観音像が掛り、入り江の北にお堂を建て、
像を納めました。
これが甚目寺の始まりと言われています。
法隆寺や四天王寺に次ぐ我国有数の古刹です。
聖観音像は、釈尊の授記を受けて作られたもので、百済を経て日本へ渡った際に、
海中に投じられた三尊仏の内の一尊といわれています。
他の二尊もそれぞれ拾われ、阿弥陀仏は信州の善光寺に、勢至仏は九州大宰府の
安楽寺に祀られています。
甚目寺の聖観音像は後に十一面観音の胎内仏となっています
甚目寺は7世紀中頃、天智天皇より宝鏡を下賜され、続いて679年に
天武天皇から鳳凰山の額を勅賜しました。
その後盛衰があり、1103年には七堂伽藍が再興され隆盛を極めましたが、
天治元年(西暦1124年)大地震の被害を受けました。
しかし鎌倉初期建仁元年(西暦1201年)に聖観上人が再興をはかり、
七堂伽藍も整えられました。
16世紀の末には豊臣秀吉公から寺領160石を受け、
17世紀始めの名古屋開府と共にその鎮護の任にあたり、
徳川義直公からも300石を受領しました。
以後も歴代藩主の手厚い保護と、土民の篤い信仰を得て、
尾張四観音寺の筆頭として栄えてきました。
須ヶ口で乗り換えて一駅、甚目寺駅で降ります。
甚目寺の門前町を5分程歩くきます。
若干さびれた感じはありますが、和菓子屋さんや料理屋さんがあります。
東門
墨書名から寛永十一年に建立された事が解ります。
2本の主柱の前後に4千の控え柱が付く様式で建てられています。
境内東の門として、扉を設けずがっしりした柱組の堂々とした
雄大な門です。
鐘楼
甚目寺には甚目寺観音諸堂順拝というものがあり、境内十二ヶ所を順拝すると
多幸のご利益が得られるそうです。
一番目は四国八十八ヶ所です。
弘法大師が開かれた四国八十八ヶ所霊場のミニチュア版で、
徳島(発心)、高知(修行)、愛媛(菩提)、香川(涅槃)の
四つの国に分かれており、四つの国をまわると
身体健康のご利益が得られるそうです。
発心の道場
二番目は釈迦堂です。
右に薬師如来、左に御狙様(おそそさま)を奉り、
特に御狙様は女性の肌荒れ、赤ちゃんのあざの平癒
にご利益があるそうです。
三番目は六角堂です。
千体の地蔵様が奉られ、特に子供の育成を加護し、学業成就、身体健康
にご利益があるそうです。
四番目は十王堂です。
人間が死後、生前の行いにより裁判を受ける十人の王を奉り、
往生安楽のご利益があるそうです。
また、三途の川で衣服をはぎ取る脱衣姿も祀られています。
こちらは堂内に入ることができます。
正面に閻魔大王が目を光らせておられ、脇に地蔵菩薩さまが
我々を救おうとした、やさしいお姿をされています。
五番目は不動堂です。
東海三十六不動霊場の青不動様は、災難除け及び交通安全
のご利益があるそうです。
六番目は大徳院です。
左甚五郎作と伝えられているご本尊 大黒様は、商売繁昌、福徳開運
のご利益があるそうです。
願掛けえびす大黒
仏糸を首にかけて念じた後、男性は大黒様に、女性はえびす様の
首にかけて念じると願いが叶うとか。
七番目は法花院です。
古来より出生法印の由緒地と称せられ、出世幸福の
ご利益が得られるそうです。
八番目は秋葉堂です。
秋葉様は火防守護のご利益で知られていますね。
九番目は三重塔です。
名古屋両替町の吉田半十郎の寄進により建てられました。
江戸時代寛永年間の建物ですが、日本有数の高さを誇り、和洋の伝統を受け継ぎ
力強さと優美さを兼ね備えています。
初塔に鎌倉時代の柵と伝わる愛染明王像が奉られております。
高さ102センチの寄せ木造で、腹部の空洞に6センチの小像
が収められています。
愛染明王は縁結びと耳の遠い人にご利益があるそうです。
初観音(1/18)の時にのみ、内陣参拝が可能だそうです。
十番目は弘法大師堂です。
真言宗の開祖である弘法大師を奉り、「南無大師遍照金剛」
と唱えて参拝すると願い事が成就するそうです。
十一番目は明王堂です。
烏枢沙摩明王が奉られており、下の病を治し、
人に世話を掛けずに済む仏様だそうです。
十二番目は本堂です。
三国伝来の聖観音を十一面観音の胎内仏として奉っており、
堂内には子宝に恵まれる霊験のある「おさる様」も奉っています。
家内安全、厄除けのご利益があるそうです。
本堂前には、鳩に餌をやる親子連れの姿が見られました。
こんなところにも鳩が・・
山門
甚目寺名物のネコ一家
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御神木
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指ではじくだけで肩の痛みが治る!―江戸の秘術から生まれた凄ワザ
- 作者: 福富章
- 出版社/メーカー: 自由国民社
- 発売日: 2015/12/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)